天の将に大任を

2014/02/05 10:57
くもんの国語の教材に
中国の儒家であり「性善説」でお馴染みの
「孟子(もうし)」を扱った箇所があります。(J教材)

さらにもっと後の教材に
孟子を学んだ吉田松陰が
牢獄に入れられている時に
囚人たちに対し教えた内容を記した
「講孟劄記」(こうもうさっき)という
箇所もあります。(L教材)
これは今風で言えば
孟子ft(フューチャリング)・松陰吉田みたいな感じですかね
え?違う?

教材の続きを本で読み
ハートを撃ち抜かれたフレーズを今回はご紹介。

題名は「天の将に大任を」(てんのまさにたいにんを)

「舜は田畑を耕す農夫をしていたところ、堯から引き上げられ天子となり、
傳説は道路工事の人夫から登用されて総理大臣となり、
膠カクは魚や塩の商人から見いだされ、
管夷吾は武士から宰相となり、
孫叔ゴウは海辺の貧しい生活から宰相となり、
百里ケイは市井の民から宰相となった」
   ※ここら辺は前フリ。難しい漢字は人名なので先へ。



「だから、天が重大な任務をある人に与えようとする時は、
必ずまずその人の心や志を苦しませ、
筋骨を疲れさせ、生活を窮乏させ、
全て意図とは反対の苦境に立たせる。
これは、その人を発奮させ、性格を辛抱強くさせ、
できなかったこともできるようにするためである」

「人間というものは、失敗をした後に
よく悔い改め、心に苦しみ、思案に行き詰まり、悩みぬいてこそ、
初めて発奮して立ち上がり、その煩悶や苦悩が顔色にもあらわれ、
うめき声となって出てくるようになってこそ、
初めて心に悟るものである。」
        (吉田松陰が選んだ「孟子」の言葉/致知出版社)

子ども時代にこんな文章を知りえたら
とてもつらいことがあった時
「何だこれくらい!」と思えるかもしれません。




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