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2020年くもん牛久・学園の森大賞 発表!!

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  今年は非接触型の原点「糸電話」で協議しようと紙コップと長いたこ糸を用意しましたが 通信が風がふくたびに中断され 審査は過去最高に困難をきわめたことをここに報告いたします。 今年の受賞作はこちら! 「サードドア 精神的資産の増やし方」  アレックス・バナヤン著 東洋経済新報社 移民の子どもだった18歳の著者は 一族の期待を一身に受けてアメリカで念願の医学部に入学しました。 しかし次第に朝、寝床から起きられない空虚な日々が続くようになります。 とぼとぼと向かった図書館で偶然手に取ったビル・ゲイツの本を読み 「自分と同じ年で会社を立ち上げ世界一の金持ちになった彼は ”どうやって最初の一歩を踏み出したのか?”」と疑問をもちます。 「スティーブン・スピルバーグは映画学校で認められない若者だったのに、どうやってハリウッド史上最年少で大手スタジオの監督になれたのか?」 「19歳のレディー・ガガは、ニューヨークでウエイトレスをしながら、どうしてレコード契約にこぎつけたのか?」 次々に疑問を持ち手当たり次第本を探しますがどこにも答えは書いてありません。 ”そのとき脳天気な18歳の思考にスイッチが入った。 「誰も書いていないなら、いっそ自分で書くのはどうか?」 多くの年長者(メンター)の助言に従い取材を進めていきます。 しかし彼が夢を追えば追うほど学業はおろそかになり 母親や祖母は心配のあまり泣いてすがります。 でも目標へ向かって突き進む彼を止めることは誰にもできません。 恐れを知らず、失敗しても失敗しても粘り強く、しつこく取材を進めていきます。 その勇気と行動力は常識をはるかに超えますが結果も予想以上です。 心配や恐れに支配されることなく 寄り道脇道大歓迎。 悩める若者よ、夢にどんどん挑戦してほしい。 時には親を振り切っても、と思える本でした。 今年の保護者様からの印象的な質問に 「先生、うちの子はどこまで伸びると思われますか?」というものがありました。 実はそのとき即答できませんでした。 なぜならこれまでの教室卒業生の面々を思い出すと お子さんというのはこちらの遙か右斜め上をいく伸びを見せることが多くあるからです。 そのきっかけは様々ですが お子さんが自分のエンジンに点火したときのパワーは 本当に素晴らしいです。 着火のきっかけをつくるために公文式は存在するのかもしれません。