2018年くもん牛久大賞

今年は暖かいせいか年末と言われてもピンと来ませんね。
年末の大掃除も家族で一緒にすると
家もきれいになり、子どもたちのお手伝い力もアップします。
個人的には夏休みより冬休み明けの子どもたちの
成長にいつも驚かされます。
身長と胴回りの伸びが目で見てわかるのです。
恐るべし餅の力!

2018年くもん牛久大賞はこちら!
「ある奴隷少女に起こった出来事/ハリエット・アン・ジェイコブス著
 堀越ゆき訳・新潮文庫」

くもんの英語教材でも扱っているキング牧師。
特にL教材での奴隷解放運動のくだりは
学習している生徒さんの音読を一緒に聞いていても
息のつまるつらくて苦しく長い道のりです。

舞台は奴隷解放運動が起きる以前の
ノースカロライナ州。
奴隷として生まれた主人公が
生きてきた半生を綴ったこの本は
「読み書きのできないはずの
奴隷が書いたものとは思えない知的な文章」
などの理由から
100年以上「白人著者による創作」
と見られていたそうです。

ところが近年本人の手紙が偶然発見され
(手紙の写真も本書に載っています。
美しく整った筆跡です。)
実話であることが証明されました。

過酷な環境の中でもあきらめず希望を失わない
主人公に勇気づけられます。
そんな彼女を支えたのは小さい頃に
祖母から教えてもらった読書や
文章を書くことでした。

小さな頃の読書や身につけた教養は
ずっとその子の人生を支えます。

教室のくもん文庫に追加しています。
2019年も楽しく学習しましょう!












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